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NISAのつみたて投資の始め方

  1. はじめに:NISAの基本
    • NISAとは、日本の政府が提供する少額投資非課税制度の一つです。この制度は、特に長期的な小額投資を行いたい人々に向けて設計されており、投資によって得られる利益(例えば、株の配当や投資信託の収益)に対して税金が免除されるというメリットがあります。ここではNISAはつみたて投資枠と成長投資枠の二つの投資枠がありますが、ここでは投資の初心者にメリットが多いNISAのつみたて投資枠について説明します。
    • つみたて投資枠のメリットは以下の点です:
      1. 非課税の利点:NISAを利用すると、投資から得られる利益(配当やキャピタルゲイン)に対して、税金がかかりません。
      2. 対象となる商品:つみたてNISAで投資できるのは金融庁に認可された投資信託で、インデックスに連動していることや信託報酬が一定水準以下となっていることなど、一定の条件を満たしている投資信託です。これにより、株式や債券など様々な金融商品に分散投資が可能になります。
      3. 投資額の上限:年間の投資額には上限があり、この範囲内であれば税金がかかりません。2024年時点ではつみたて投資枠については年間120万円が上限です。
      4. 長期的な視点:NISAの成長投資枠を利用した投資は、短期的な取引よりも、長期間にわたる資産形成を目指す人向けの制度です。
      5. リスクとリターン:投資信託は株式や債券などに投資するため、市場の動きによって元本が減少するリスクがありますが、長期間にわたる投資によってリスクを分散し、安定したリターンを目指すことができます。
      6. つみたてNISAは、投資初心者にも取り組みやすい制度で、小額からでも始められるため、資産形成の第一歩として利用されることが多いです。
  2. おすすめの投資対象
    • つみたて投資枠で私がおすすめしたい銘柄は、バンガード・S&P500ETF(VOO)、バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)、バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)の3つを投資対象とした投資信託です。これらのETFは管理手数料が低く、取引量も多いため、流動性が高く、容易に売買が可能です。では、具体的にどの投資信託がいいのか、ということですが、証券会社によっても取り扱っている投資信託に違いがあるので、ここではSBI証券と楽天証券でNISAのつみたて投資枠として取り扱いのある銘柄を紹介します。
    • SBI証券で取り扱っている投資信託
      • おすすめ投資信託その1
        • SBI・V・S&P500インデックス・ファンド(愛称:SBI・V・S&P500)
          • バンガード・S&P500ETF(VOO)を投資対象とした投資信託です。VOOは米国のS&P500指数と連動することを目指したETFです。
      • おすすめ投資信託その2
        • SBI・V・全米株式インデックス・ファンド(愛称:SBI・V・全米株式)
          • バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)を投資対象とした投資信託です。VTIは米国の株式市場全体を投資対象としたETFです。
      • おすすめ投資信託その3
        • SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:SBI・V・全世界株式)
          • バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)を投資対象とした投資信託です。VTは全世界の株式を投資対象としたETFです。
    • 楽天証券
      • おすすめ投資信託その
        • 楽天・S&P500インデックス・ファンド(愛称:楽天・S&P500)
          • 主として米国の株式(DR (預託証券) を含む。)に投資し、「S&P500インデックス (円換算ベース)」に連動する投資成果を目指しています。
      • おすすめ投資信託その5
        • 楽天・全米株式インデックス・ファンド(愛称:楽天・VTI)
          • 主として「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF」に投資します。
  3. NISAのつみたて投資の始め方
    1. 証券会社に総合口座、NISA口座を作成する。
      • NISAでつみたて投資をするなら、手数料が安く、信頼できるネット証券が良いです。私はSBI証券、楽天証券の2社を使用しています。どちらもネットからの申込が可能です。証券口座を開設するときに、NISA口座も同時に申し込むことができます。ただし、NISA口座は一つの金融機関でしか開設できません。
    2. 毎月の積立額を決める。
      • 年間のつみたて額の上限は120万円ですので、毎月のつみたて額は10万円以下となります。つみたてる際は、銘柄を決まった数量購入するのではなく、毎月同額をつみたてるドルコスト平均法が良いです。ドルコスト平均法については別の記事で説明しているのでそちらを参考にしてください。
    3. 銘柄を選ぶ
      • 銘柄は上述の通り、VOO、VT、VTIのいずれかに連動する投資信託である、SBI・V・S&P500、SBI・V・全米株式、SBI・V・全世界株式、楽天・S&P500、楽天・VTIのいずれかが良いです。
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この記事を書いた人

株式投資歴20年の40代半ばの会社員。株式投資、FX、先物取引に手を出して、結局株式投資に落ち着きました。

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