2025年3月8日時点の相場観を述べさせていただきます。
2023年、2024年は米国株式が非常に好調、かつ円安の進行という、好条件が重なったため、VTやVTIなどをただ持っているだけで大きなリターンが獲得できました。
2025年はこの逆回転が起きる可能性があると考えています。
但し、2025年の相場については全く悲観しておりません。
SP500株式指数は2023年、2024年と2年連続で二けた%の成長となり、PERは28倍以上とかなりの割高ですので、2025年の上昇余地は少なく、むしろいずれかのタイミングで大きな下落があるかも知れないと考えています。
正確にタイミングを計ることは困難ですが、仮に大きな下落が起きる前に現金を多く用意し、下落が起きてから買うことができれば、お宝ポジションを得ることができます。
もちろん大きな下落なんか起こらないかもしれませんし、タイミングも正確にとらえることは難しいです。
しかし、様々な指標やアノマリーを観察することで、大きなチャンスを逃す確率を減らすことはできます。
従いまして、私の2025年3月時点の私の投資戦略は、
①現金を多めに保有しておき、SP500が高値から10%以上下落するのを期待して待つ。
②米国株以外のETFを段階的に購入する。但し、現金は多めに残しておく。
③SP500の下落が本物だったら、投資に回せる現金をフルで米国株以外の株式ETFに投資する。
です。
3月7日時点でSP500は最高値から8%程度下落していますが、この下落は本物の下落とは考えていません。
私は、本物の下落かどうかを判断する材料として以下の4つの指標で考えています。
・P500の下落幅は最低でも10%以上欲しいです。
・VIX指数も30%以上は欲しいです。3/7時点で24%程度です。
・CBOE プットコールレシオは1.1は欲しいです。3/7時点では0.85です。
・米国債10年の金利は4.05%まで低下したあと、3/7時点では4.3%まで戻しているので、もう少し金利低下のはっきりとした方向感を待ちます。
また、銘柄ですが米国株式以外のETFとして以下のものを検討しています。
ベトナム(VNM)
インドネシア(EIDO)
インド(SMIN)
EU(IEV)
米国以外(VXUS)
金(GLD)
米国債(TLT)
また、円高進行へのヘッジとしてFXによるドル円ショートも行っています。
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